ミツバチとハチミツ(蜜蜂と蜂蜜)

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二ホンミツバチとセイヨウミツバチ

現在日本でハチミツを採集するために利用しているミツバチには2種類あります。
それは二ホンミツバチとセイヨウミツバチです。
二ホンミツバチは、日本在来で野生のミツバチです。
セイヨウミツバチは、養蜂のために海外から持ち込まれたミツバチです。
飼い易いのはセイヨウミツバチで、養蜂業のほとんどがセイヨウミツバチです。
二ホンミツバチはセイヨウミツバチに比べるとやや黒っぽいです。
二ホンミツバチは人が用意した巣に定着させるのが難しく、飼いにくいとされています。
二ホンミツバチは繊細で、ちょっとしたことで巣を他の場所に変えてしまいます。



病害虫に対しても違いがあります。
ミツバチの最大の敵であるオオスズメバチに対して、セイヨウミツバチは防御能力はほぼゼロで、人の手で守ってやらないと巣が全滅することが多々あります。
それに対して、二ホンミツバチは蜂球という攻撃方法を持っているので巣が全滅することが少ないです。
オオスズメバチがいるため、セイヨウミツバチが野性化して定着しないとも言えます。
ミツバチに寄生する害虫・ヘギイタダニに対しても、二ホンミツバチは抵抗性をある程度持っていると言われています。

セイヨウミツバチには主に3つの系統があります。
日本の養蜂業で一番多く利用されているのがイタリアンです。
他に東ヨーロッパ辺りに分布するカーニオラン、ロシアに分布するコーカシアンがあります。
日本ではカーニオランは一部の業者が女王を輸入していますが、コーカシアンは現在は無いようです。
カーニオランはイタリアンより性格がおとなしく、低体温性が高いのですが、暑さには弱いそうです。
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