ミツバチとハチミツ(蜜蜂と蜂蜜)

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ミツバチの生態

ミツバチの群れは、女王蜂、働き蜂、雄蜂からなります。
女王蜂は、働き蜂より尻が大きく、群れに1匹のみです。
雄蜂は、働き蜂より眼や体が大きく、ずんぐりむっくりした感じです。
雄蜂は針を持たず、女王蜂は針を持ちますが、女王蜂同士の戦いでしか使用しません。
人を刺すのは働き蜂だけです。

卵から成虫になるまでの期間も異なります。
女王蜂:卵期3日間、幼虫期6日間、蛹期7日間、計16日間
働き蜂:卵期3日間、幼虫期6日間、蛹期12日間、計21日間
雄蜂:卵期3日間、幼虫期6日間、蛹期15日間、計24日間

幼虫が生活する巣房の形状も異なります。
雄蜂の巣房は、働き蜂の巣房より大きいです。
雄蜂の巣房の蓋は盛り上がっていて、働き蜂の巣房の蓋は平です。
女王蜂の巣房は王台と呼ばれ、落花生の殻のような形状をしています。

女王蜂と働き蜂は、同じ卵から生まれます。
働き蜂になる幼虫も女王蜂になる幼虫も、孵化してからのはじめの3日間はロイヤルゼリーを食料とします。
働き蜂になる幼虫は、3日目以降は蜂児用の食料に切り替えられます。
女王蜂になる幼虫は、3日目以降もロイヤルゼリーを食料として与えられ続けます。

与えられる食料によって働き蜂になるか女王蜂になるか決定できます。
群れに女王蜂がいなくなった場合、働き蜂が孵化して3日以内の幼虫を新女王蜂に育て上げます。
孵化して3日以内の幼虫がいなければ、新女王蜂を生み出すことが出来ず群れは全滅します。

羽化したばかりの女王蜂は処女王で、1週間ぐらいで発情して雄蜂と交尾します。
その後、1週間ぐらいで産卵を開始します。
交尾は、巣の外で飛行しながら行われます。
交尾をするのは1回のみで、それで4~5年間は産卵できます。
交尾後の女王蜂は、羽化したばかりのときより尻が大きくなります。


働き蜂(写真左)、雄蜂(写真中央)、女王蜂(写真右)。
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