野菜の育て方・栽培方法

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花芽分化

植物の新芽は、葉や茎になるものと花や実になるものがあります。
新芽が花や実になること、花芽分化といいます。
花芽分化するには、各植物によってそれぞれの条件があります。

(1)ある程度の大きさに成長すると花芽分化するもの。
(2)一定期間低温にあう、あるいは一定期間高温にあうことで花芽分化するもの。
(3)日の長さが短くなる(短日)あるいは長くなる(長日)と花芽分化するもの。

トマトやナス、キュウリなどの多くの果菜類は、ある程度の大きさになると花芽分化します。

一定期間低温にあうと花芽分化する野菜大根、カブ、人参、ネギ、タマネギ、ニンニク、キャベツ、ブロッコリー、ハクサイ、セルリー、小松菜、パセリ、ナバナ、ソラマメ、エンドウ、イチゴ
一定期間高温にあうと花芽分化する野菜レタス、ニラ
短日で花芽分化する野菜シソ
長日で花芽分化する野菜ホウレンソウ、春菊、ジャガイモ

葉菜・茎菜・根菜類は、とう立ち(花芽が成長すること)すると食味が落ちるます。
花芽に栄養が取られるためです。それで、とう立ちする前に収獲します。

ホウレンソウは長日で花芽分化するので、夏場にとう立ちし易く、夏場の栽培はあまり行われません。
夏場に栽培するときは、とう立ちしにくい品種を選択します。

イチゴは果実を収獲するので花芽分化が必須です。
露地栽培では、冬の低温で花芽分化して、春からの温度上昇で花芽が成長し実がなります。
冬に収獲するハウス栽培では、苗を秋に人工的に低温にさらして定植します。
最近の品種は、それほど低温にしなくても花芽分化するようです。
温暖地でも、人工的に低温にさらさず、秋の自然な気候で花芽分化するようです。

花芽分化しても、花芽が成長する(とう立ち)には高温・長日の条件が必要な野菜が多いです。
そのため、低温で花芽分化する野菜でも、冬に収獲するものはとう立ちしないので問題になりません。
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