野菜の育て方・栽培方法

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肥料

肥料は、少なすぎず多すぎず、適量を与えるのが理想です。

肥料は、多すぎず少なすぎず、適量を与えるのがベストです。
少なすぎる場合は、当然のごとく栄養失調で生育が悪く、収穫量も悪くなります。
逆に多すぎても良くありません。
葉は生い茂って見た目は良いのですが、中身は軟弱で病気や虫害に弱くなります。
また、収穫物の味も悪くなると言われています。
サツマイモでは肥料が多すぎると、葉ばかりが茂って芋が小さくなります(つるぼけ)。
また、余分な肥料成分は土を酸性化するので、必要以上に与えると土が悪くなります。

土が酸性化すると次のような害が出ます。
①リン酸がアルミニウムと結合し、野菜が吸収できなくなる。
②カルシウムやマグネシウム、カリウムなどの栄養素が水に溶けなくなり、野菜が吸収できなくなる。
③土壌中の有用な微生物の活動が低下します。有機物の分解を進める微生物の働きが悪くなる。


肥料を与えるタイミングには、元肥と追肥があります。
元肥は、種まきないし定植する前に土壌に散布する肥料。
追肥は、栽培中に追加でまく肥料。

追肥を行う場合は、次のような理由が考えられます。
①栽培期間が長い作物で、元肥が切れるため。
②花や実に多くの栄養が必要なため。
そのため、果実や根を収穫する野菜は追肥を行います。
必要なときに必要な量を与えることが、余分な肥料を吸収させないことにつながります。

肥料には、化成肥料と有機肥料があります。
化成肥料は栄養成分そのままで、水に溶ければ植物がすぐに吸収できる状態です。
有機肥料は、土中で分解されないと植物が吸収できる状態になりません。徐々に効いてくる肥料です。

野菜に必要な栄養成分は、光合成で得られるものと土壌から吸収して得られるものがあります。
①光合成を行って糖として得られる栄養成分は酸素、水素、炭素です。
②土壌から得られる栄養成分は、窒素、リン酸、カリウム、カルシウム、マグネシウムが主なものですが、 そのほかに微量栄養成分として、イオウ、鉄、銅、亜鉛、マンガン、ホウ素、モリブデン、塩素があります。

肥料は、土壌中の栄養成分を補うためのものです。
微量栄養成分は、堆肥とか腐葉土などの有機物を与えている場合は、そこから補給されるのであまり気にしなくてもすみます。
ただし、特定の野菜ばかり栽培していると特定の栄養成分が土中から減っていくこともあります。

栄養成分は、肥料として与えるもの以外にも土壌中の栄養成分も含まれるので、適量を見極めるのは難しいです。
それで、堆肥や腐葉土など有機物で土作りをしておくがベストです。
土に緩衝能力がつくので、土が栄養補給の調節をしてくれます。
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