野菜の育て方・栽培方法

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堆肥作り

堆肥とは、植物・動物の有機物が分解菌によって、分解されたものです。
堆肥を作るには、堆肥の原料と分解菌が繁殖する環境が必要です。

堆肥を作るのに必要な条件をあげてみます。

①炭素成分と窒素成分
堆肥の原料で、分解菌の餌となるものです。
ワラや枯葉などの植物には、炭素成分が豊富に含まれています。
米糠、動物の糞尿には、窒素成分が豊富に含まれています。
分解菌が繁殖するには、炭素成分と窒素成分の割合が大事です。
炭素が窒素の20~30倍含まれている状態が最適です。
C/N比(Cは炭素/Nは窒素)=20~30。

②水分
分解菌が繁殖するのに水分が必要です。
菌による分解が始まると、熱を発生し水分が蒸発します。
分解中に、水切れにならないように気をつけます。
はじめに入れる水分量は、含水率=50~60%が最適と言われています。
水分が多すぎると、分解菌の活動が悪くなります。

③pH(酸性、アルカリ性の度合い)
弱アルカリ性が、分解菌の活動に最適です。
酸性では、菌の活動が悪くなります。
ワラや落ち葉などの堆肥の原料では、分解とともにアルカリ性になるので、pHをあまり気にする必要はありません。
生ゴミのような堆肥の原料では、分解によって酸性に傾きます。
酸性化する可能性がある場合には、堆肥の原料に石灰を混ぜて、アルカリ性を保つようにします。

④温度
温度が低すぎると、分解菌の活動が悪くなります。
分解がはじまると熱を発生するので、温度が低くなることはありません。
堆肥の原料を平たく積んだり、あまりに寒い外気に触れる場合には、菌の活動に必要な温度が得られない場合があります。
堆肥の原料を、木枠で囲ったり、ビニールシートを被せておくと必要な温度を保てます。

⑤酸素
分解菌は、活動に酸素を必要とする(好気性)場合が多いので、酸欠になると分解が止まることがあります。
酸欠を防ぐために、定期的に切り返しを行います。堆肥の原料を混ぜ直し、中に酸素を入れます。

参考⇒ 雑草で堆肥を作ってみました。
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