野菜の育て方・栽培方法

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病気

野菜を育てる中で、やっかいごとの1つに病虫害あります。
大きく分けると以下の3つがあります。
(1)虫害・・イモムシやアブラムシなどの虫類による被害です。⇒詳しくはこちら
(2)病気・・カビや細菌、ウイルスによる病気です。
(3)生理障害・・栄養失調、栄養過多、低温・高温障害など。⇒詳しくはこちら

■野菜の病気

野菜の病気の主な原因に、下記3つがあります。
(1)カビ
(2)細菌
(3)ウイルス

(1)カビ
カビは、空気中に浮遊しています。常に野菜の周辺に存在していて、環境によって繁殖します。
温度が高く湿度が高いと繁殖しやすくなります。
葉、茎、果実と地上の植物のどの部位でも繁殖します。
カビに繁殖されると、植物のその部位は腐ってしまいます。

農薬を使わないで防除するには、風通しに気をつけることです。
株間を取って密植をしない。整枝して不要な葉は取り除く。など。
ハウス(施設)内で栽培するときは、必要以上に水をやらないことも大事です。


(2)細菌
細菌は、土壌中に生息しています。
植物の根から吸収されて感染する場合と、土が葉や茎に付着して感染する場合があります。

同じ野菜を何年の栽培していると、その野菜に感染しやすい細菌が増殖しやすくなります。
それで、土壌中の細菌は連作障害の要因の一つでもあります。

土が葉や茎に付着するのは、雨が降ったときの泥の跳ね返りが主な原因になります。
それを防ぐためには、ビニールや藁(わら)でマルチをする方法があります。

農薬を使わないで土壌中の細菌を抑えるには、土壌中の生態系を豊かにする方法があります。
数多くの生物が生息する状態にすることで、野菜に害を及ぼす細菌の増殖を抑制するという考え方です。
色々な生き物が存在すれば、互いに牽制しあって特定の生き物だけの増殖を許さないというものです。
土壌中の生態系を豊かにするには、堆肥や腐葉土などを定期的に入れることが有効です。


(3)ウイルス
ウイルスは虫を介して感染します。
体内にウイルスを持った虫が、植物の汁を吸収するときに感染します。

ウイルスは野菜に感染すると、ウイルスを死滅させる農薬はありません。
そのため、ウイルスを媒介する虫を防除することが対策になります。

野菜にとってウイルスを媒介する虫として、一番厄介なのがアブラムシです。
アブラムシは、多くの野菜のウイルス病の媒介虫となっています。
また、トマトでは、コナジラミがウイルス病媒介虫として厄介者です。

ウイルスに感染した株を残しておくと、その株に取り付いた虫がウイルスを取り込んで、他の株に感染を広げてしまいます。
そのため、ウイルスに感染した株は、すぐに引き抜いて処分します。
新たな感染源にならないようにするには、焼却処分するのが良いです。
それができない場合には、畑から離れたところに埋めてしまいます。
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